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マムズゾーンの思い*社会起業家として


Mom's Zoneは社会起業です。
社会起業―あまり聞きなれない言葉かと思います。
英語ではコミュニティビジネス、またはソーシャルベンチャーと言います。
社会起業とは、地域で困っていること、地域が抱える社会問題を、地域の誰かが事業を起こして解決することです。
NPOは同じく社会貢献的要素が強いですが、社会起業はそこにもう少しビジネス要素が加わります。
社会起業は1980年代にイギリスで始まりました。 世界的に有名な社会起業はバンクラディッシュの「グラミン銀行」。貧しい人々が自立のために商売を始められるよう、無担保で数十ドル程度のお金を貸し付けるシステム」マイクロクレジットを作り上げました。
日本ではフローレンス。「子育てと仕事を両立できる社会の実現。それを妨げる病児保育問題を解決する」となっています。
社会を変えるのは政治家や官僚、大企業だけではありません。
「気づいた人間」が事業を起こし、既存の仕組みにはなかった発想を形にし、社会的イノベーションを起こすことを目指しています。

Mom's Zoneの場合は私吉谷が個人的に困ったことを解決したいために始まりました。
専業主婦で子育て中のママたちは、社会とのつながりが薄くなります。
出産前まで社会で頑張って働いていた人たちはなおさらそのギャップに戸惑います。
2004年Mom's Zoneを始めた頃は子供を預けてママたちが趣味や勉強をすることは、あまり一般的ではありませんでした。
保育園に一時保育を頼んでも、冠婚葬祭時かママが病気の時しか預かってくれませんでした。ママのリフレッシュや勉強のために子供を預けるのは「もっての他」という風潮でした。
私自身も子育てにいっぱいいっぱいで、子供を怒らなくてもいいところで怒ってみたり、イライラしたりもしばしばありました。
実家が近いママや夫が理解のある方は、子供をみてもらってその間にママがリフレッシュもできます。
身近に子育てを助けてくれる人がいるか、いないかで、ママの子育て事情は天と地ほどの開きがあります。私は幸い実家も近く、夫も理解ありましたので、土日などは子供3人みてもらって自由な時間をもらうことができました。
ですが、そんな方々ばかりでないのが実情です。そうでないママたちはどうしているのだろう?不公平感が強いのではないか、と大きな疑問を持ちました。
そこで私は、育児中のママが1週間に1回でも子供を廉価で預けて、自分のための時間を作り、リフレッシュしたり、体を鍛えたり、趣味勉強を続ける場所を提供したいと思いました。
私の子供が3,5,7歳になり、一番下の子が幼稚園入園したのを機にこの事業を起こしました。

市役所の起業相談に行ったところ、「この事業は一般的な商売ではなく、コミュニティビジネスの範疇に入るから、兵庫県コミュニティビジネス離陸応援事業認定(コンペ形式)に応募してみたらどうか。」という助言をもらいました。
そこで開業1年前の2003年、そのコンペに応募し、運良く認定いただけることになりました。
その際、コンペの審査員の方から「社会的起業を考える人はボランティア精神が強いが、事業として継続するにはWarm heart Cool head(温かい心としっかりした収支計算)が必要と言われました。
私は事業を13年継続してきましたが、やはりそれはどんなビジネスにも必要な条件だと思っています。私はこれからも温かい心で育児中のママたちに寄り添い、そして事業を継続できるよう努めていきます。